カルチュラル・スタディーズ (思考のフロンティア)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 139
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (132ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000264310

感想・レビュー・書評

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  • カルチュラルスタディーズをイギリスを中心とした経緯について知るには薄くていい本である。マルクスの影響がいかに大きいかについてよくわかる。付録の文献が充実しているので、カルチュラルスタディーズを論文で扱うための基本書である。

  • ・研究室
     <http://www.yoshimi-lab.jp/




    【目次】
    はじめに [iii-x]
    目次 [xi-]

    I 文化を問題化する 001
    問題としての文化  労働者階級文化の内側から  文化主義と構造主義?  ポピュラー文化と境界の政治学

    II 文化を読みなおす 033
    第1章 サブカルチュラルなアイデンティティ 033
    労働者階級の文化とサブカルチャー  若者文化論からサブカルチャーの政治学へ  野郎どもの文化における自律と従属  階級と人種のサブカルチュラルな交差  サブカルチュラルな消費とジェンダーの政治

    第2章 抗争の場としてのメディア 060
    ウィリアムズにおけるメディアの政治  ホールにおけるメディアの政治  テクスト,メディア,イデオロギー  抗争の場としてのオーディエンス

    第3章 グローバル/ローカルな日常の政治学へ 086
    グローバル化とナショナリズムの再定義  グローバル化のなかの文化概念  文化帝国主義モデルを超えて  グローバル化の文化地政学へ  グローバル/ローカルなメディアの空間政治

    III 基本文献案内 115
    カルチュラル・スタディーズとは  文化を問題化する  サブカルチュラルなアイデンティティ  抗争の場としてのメディア  グローバル/ローカルな日常の政治学へ

    あとがき(2000年8月 吉見俊哉) [129-132]

  • カルスタの入門書。
    値段も安いし、内容も薄い。
    そんな感じ。
    入門書としてはいいんじゃないかな。

著者プロフィール

吉見 俊哉(よしみ・しゅんや):1957年生まれ。東京大学大学院情報学環教授。同大学副学長、大学総合教育研究センター長などを歴任。社会学、都市論、メディア論などを主な専門としつつ、日本におけるカルチュラル・スタディーズの発展で中心的な役割を果たす。著書に『都市のドラマトゥルギー』(河出文庫)、『大学とは何か』(岩波新書)、『知的創造の条件』(筑摩選書)、『五輪と戦後』(河出書房新社)、『東京裏返し』(集英社新書)、『東京復興ならず』(中公新書)ほか多数。

「2023年 『敗者としての東京』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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