カリブからの問い―ハイチ革命と近代世界 (世界歴史選書)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000268486

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  • 「文明の衝突」の中で、サミュエルハンチントンは、「孤立国」つまり他の社会と文化を共有しない国の代表例として、日本、エチオピア、そしてハイチを取り上げた。どんな国も独特だが、ハイチは全くの別格である。と。
    ラテンアメリカでは、ハイチはラテンアメリカの国とは認められていない。ハイチ人は異なった言葉を話す、民族の起源も文化も違う。要するに極めて異質なのだ。
    ヴードゥーは宗教というよりも生命に欠かせない特別な力であり、ハイチ人の生き方を表現したもの。
    ジャマイカの場合、17-18世紀のカリブ海地域で奴隷の逃亡や蜂起がもっとも多発したところ。
    キューバが独立したのが1902年、ジャマイカに至っては1962年とさらに遠い。

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著者プロフィール

北海道教育大学教授
主要著書:
南北アメリカの500年(2)近代化の分かれ道 (共著,青木書店,1993)
講座世界史(2)近代世界への道 (共著,東京大学出版会,1995)
世界歴史(17)環大西洋革命 (共著,岩波書店,1997)


「1998年 『ハイチ革命とフランス革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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