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- Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000270960
感想・レビュー・書評
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ルネサンスとは何でなったのか、ということの概観をつかめる本。細かい作品解説や都市社会の話ではなく、ルネサンスという文化運動をどのように捉えるべきなのかを論じている。
こういう簡潔ながら、大づかみのその時代を理解できる本というのはなかなかないので貴重だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イタリアにおける一つの運動としてのルネサンスについて、古代の模倣という点に絞って叙述している。中世とルネサンスには断絶があるのではなく、ルネサンス人は多くの点で中世人であったと主張する。また、国外におけるルネサンスに対しては、「影響」ではなく「使用」の観点から述べている。現在の歴史学におけるルネサンス観を示す一冊ではないだろうか。
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