大正の作家たち (新・日本文壇史 第2巻)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000283625

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃私小説作家達は、選民で高等遊民の特別な人だと思ってた。これを読んで、目立ちたがりのしょうもない人も含まれると知った。今から100年ほど程前は、日本は確かに階級社会であり、一億総中流は昭和のあだ花なんだなあと感じ入った。宇野浩二が面白い。ヒステリーの妻は生活苦で芸者に売り、好きな女にはプラトニック。純粋な恋愛でも求めてるのかと思ったら、自分の梅毒のせいって、あんたアホやなあ。

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著者プロフィール

1941年大阪市生まれ。文芸評論家。小社編集者として『埴谷雄高作品集』『高橋和巳作品集』を世に出す。著書『わが幻の国』で平林たい子文学賞、『武田泰淳伝』で伊藤整文学賞受賞。他の著書に『謎解き「死霊」論』『文士と姦通』等がある。

「2016年 『大岡昇平 文学の軌跡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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