国風文化 (シリーズ古代史をひらく)

  • 岩波書店
2.50
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 36
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000285001

作品紹介・あらすじ

平安時代半ば、中国文化による圧倒的な影響を脱して生まれたとされる日本独自の「国風文化」。だが近年その理解は大きく変化している。「唐」と「和」の関係は、実際にはいかなるものだったか。いつ始まり終わったのか。美術・文学作品の具体的な変容をたどり、また朝鮮半島ほか近隣地域との比較を通じて、その真相に迫る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 菅原道真が遣唐使を廃止し、かなが発達、わが国固有の文化が花開いたと習ったものです。でも、実態はそうではないと多角的に論証します。すごく腑に落ちました。だったら、結構便利に使っていた国風文化というネーミングも変わるのでしょうか。なじみ深く、いささか愛着もあります。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

吉村 武彦(よしむら たけひこ)
明治大学名誉教授。日本古代史。
〔主な著作〕『日本古代の社会と国家』(岩波書店、1996年)・『シリーズ日本古代史2 ヤマト王権』(岩波新書、2010年)・『大化改新を考える』(岩波新書、2018年)・『日本古代の政事と社会』(塙書房、2021年)

「2023年 『墨書土器と文字瓦 出土文字史料の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉村武彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×