- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000296038
作品紹介・あらすじ
時代にはるかに先駆けて、伝統的な要素還元主義の手法が通用しない複雑な対象に目を向けた物理学者、寺田寅彦。彼の数多い名随筆から「藤の実」「エレベーター」「津浪と人間」「地震雑感」「天災と国防」「流言蜚語」の6篇をとりあげ、原文と英訳をあわせて読む。それは時代と地域を超えた寅彦の普遍性を感じることのできる体験だ。翻訳や英文エッセーのコツも一緒に学べる、寅彦のもうひとつの味わい方。
感想・レビュー・書評
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明治の人にも関わらず、いまにも通じる考えの人という言事で読んでみた。
天才と国防では、問題の心理を研究するには、その根本、土台、基礎の基礎を知らなくてはならない。専門ばかり追究するのではなく、まず土台を知る必要がある。と解釈した。
今の日本において、どれくらいの教育機関で「基礎」を教えられているのか、どれ程の人間が基礎の大切さを知っているのか。疑問である。 -
なんのために英語で読ませたのかよくわからん
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英語の部分は飛ばし読みになってしまいましたが、面白かったです。
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「藤の実」「エレベーター」「津浪と人間」「地震雑感」「天災と国防」「流言蜚語」の6篇を日英対訳で。
岩波書店の紹介ページ:
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0296030/top.html