日本の針路――ヒントは交隣外交の歴史にあり

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000610155

作品紹介・あらすじ

「ミスター外交」こと立命館大学教授で元外務省外務事務次官が、二〇一五年、日本にとって節目の年に現状を憂慮し、古代日本の東アジアにおける交隣外交にヒントを得て、これからの日本の進むべき道を直言する。自ら関わった日米経済摩擦、河野談話・村山談話、日韓漁業協定、日中資源交渉、日朝協議などを証言として織り込みながら、紛糾する歴史問題に一石を投じる警世の書。

感想・レビュー・書評

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  • 藪中三十二氏のTVでの誠実でわかりやすい解説に感化された。是非著書を読みたくなった。なぜ韓国が日本を嫌いなのか歴史的背景を知ることが出来た。こういったことを知らなかったら真の友人にはなれないと思った。

  • 2015/10/20:読了
    古代の中国・韓国の関係、それ以降の両国との関係、明治以降の関係、そのうえにあって現在の中国・韓国の関係がある。そして、中国が再び隆盛しつつあるなかで、韓国が中国にすいよせられつつあり、過去の中国・朝鮮の関係がよみがえる過程の中で、日本は、アメリカ、ロシアとの関係も踏まえ、どのように両国と新しい関係を気付けば良いかという本。

    まぁ、そういうことなんだろう

  • 21世紀において世界で日本が安全を確保し、繁栄を続けていくためには、日本とはどういう国かというイメージを明確にし、日本の理解者、支持者を世界に増やす必要がある。中期後高品質国家論。
    環境にやさしい国、平和に徹し軍事大国にならない国、途上国の作り方や貧困との戦いを助ける国。

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著者プロフィール

2021年7月現在
立命館大学客員教授、大阪大学大学院国際公共政策研究科(OSIPP)特任教授、グローバル寺子屋・薮中塾主宰。

「2021年 『外交交渉四〇年 薮中三十二回顧録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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