チョムスキー 言語の科学――ことば・心・人間本性

制作 : ジェームズ・マッギルヴレイ 
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000611206

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  • なぜ我々人間はことばを持つのか。我々はことばで何を語るのか。人間の認識の限界に挑み続けてきた言語科学者チョムスキーが、旧友の哲学者を前に、あくなき問いを語る。言語、科学、心、道徳、人間本性をめぐるインタビュー。【「TRC MARC」の商品解説】

    関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
    https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40241098

  • 【由来】
    ・確か図書館の岩波アラート

    【期待したもの】
    ・なかなか本人の著書にあたる余裕がなくて、インタビュー形式で本にが語っているものからあたってみようかと。

    【要約】


    【ノート】
    ・自分が「生成文法」に漠然と期待しているのは、何というか、「ことだまの力」のようなものが解明できるのではないかというものだ。それは例えば「虐殺器官」のラストシーンでアメリカに内戦を巻き起こした文法のようなイメージ。

    ・ただ、本書をこなすレベルにまだないと思ったし、今、そこを超えるべく奮闘するべき本ではないと思った。後のお楽しみに取っておくかな。

    【目次】
    第?部 言語と心の科学について
    1 言語・機能・コミュ.ニケーション――言語と言語使用について
    2 形式的言語理論を生物学に組み込むことと,人間の概念に特有の性質について
    3 表示と計算
    4 人間の概念についてのさらなる考察
    5 言語研究に関する省察
    6 パラメーター,運河化,生得性,普遍文法
    7 発達,マスター/制御遺伝子,他
    8 完璧性と設計
    9 普遍文法と単純性
    10 一部の科学者の知的慢性病について
    11 心の中の言語の位置付け
    12 チョムスキーの知的貢献
    13 単純性と,チョムスキーの研究におけるその役割
    14 チョムスキーとネルソン・グッドマン

    第?部 人間本性とその研究
    15 人間本性と人間の理解について
    16 人間本性と進化――社会生物学および進化心理学についての考察
    17 人間本性,再び
    18 道徳性と普遍化
    19 楽観的展望とその背景
    20 言語,行為者性,常識,科学
    21 哲学者とその役割
    22 理解の生物物理学的限界
    23 認識論と生物学的限界
    24 心と行動の研究とその限界
    25 言語学と政治学

    付録 I概念,I信念,およびI言語
    解説(ジェームズ・マッギルヴレイ)
    参考文献
    事項・人名索引/問いの索引

  • 出版社の紹介ページ(立ち読みPDFあり):
    http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/06/8/0611200.html

    三浦雅士さんによる書評(毎日新聞2016年6月12日):
    http://mainichi.jp/articles/20160612/ddm/015/070/044000c

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著者プロフィール

ノーム・チョムスキー(著) 1928年生。言語学者、批評家、活動家。アリゾナ大学言語学栄誉教授。『統辞構造論』(1957年)において言語学に「チョムスキー革命」をもたらし、その後も生成文法研究の発展を牽引し続けた。エドワード・ハーマンとの共著『マニュファクチャリング・コンセント』(1988年)では自由民主主義社会における思想統制のメカニズムを分析した。またベトナム反戦運動では中心的な役割を担い、それ以降も各地の独立メディアと協力して様々な草の根運動に協力し続けてきた。主に自国アメリカの国内外での強権主義に対して、アナーキズム思想と大量の歴史的資料に基づいて重厚な批判を展開している。存命中の学者としては世界で最も多く引用されている。ウェブサイト:https://chomsky.info/

「2021年 『気候危機とグローバル・グリーンニューディール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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