ジャック・デリダと精神分析――耳・秘密・灰そして主権

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000611572

感想・レビュー・書評

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  • デリダと精神分析に関わる研究書。レベル感としては入門書とは言い難いもので、かなり難しい。
    本書中盤における、デリダの「亡霊」と精神分析に関する議論は非常に興味深かった。現在の政治的状況を一つの亡霊の回帰として読み込むことが可能だというのは目から鱗で、この概念を深掘りしたいと感じさせる筆致であった。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784000611572

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。早稲田大学法学学術院教授。詩人。著書に『脱構築』(岩波書店、1990)、『存在と灰:ツェラン、そしてデリダ以降』(人文書院、2004)、『法』(岩波書店、2005)、『終わりなきパッション:デリダ、ブランショ、ドゥルーズ』(未來社、2012)、詩集に『守中高明詩集』(思潮社、現代詩文庫、1999)、『系族』(同、2009)などがあり、訳書に、デリダ『シボレート:パウル・ツェランのために』(共訳、岩波書店、1990)、『たった一つの、私のものではない言葉:他者の単一言語使用』(岩波書店、2001)、『コーラ:プラトンの場』(未來社、2004)、『精神分析の抵抗』(共訳、青土社、2007)、『赦すこと:赦し得ぬものと時効にかかり得ぬもの』(未來社、2015)、ブランショ『他処からやって来た声:デ・フォレ、シャール、ツェラン、フーコー』(以文社、2013年)などがある。

「2016年 『翻訳そして/あるいはパフォーマティヴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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