昭和よ,

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000613330

作品紹介・あらすじ

「さらば、平成」と、惜別の思いを綴ろうとしたら、脳裏に浮かぶのは昭和の出来事ばかり。戦争、復興からバブル景気まで、著者が生きた昭和は激動の時代だった。本書では、昭和を振り返りながら、82歳のいま思うことを、一人語り調文体で自由奔放に綴る。世相・文化・芸術・社会について愉快・痛快に論じるエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • この本を読んで、ますます吉行淳之介が好きになった。(受付で名刺をと言われいろいろなポッケを探してまくり微笑みながらなっかたよと言って記帳したというエピソード等)
    これぞ大人の男だね。ふたりの共著?”贋食物誌”も是非読んでみたい。
    感動したのは森繁久弥氏の灯台守の話し。
    実直で誠実で一途さが求められるこの仕事、(特に能力も器用さも雄弁さも必要でなく)もくもくとこなす、こういう人生に弱いんです。っと語ってたいう。深いな。
    いつか、著者が良きライバルと認めてる和田誠氏との対談も実現するといいな。

  • 2024年1月15日読了

  • 肩の力が抜けた、老人による老人のためのエッセイ集。
    「ダジャレというのは、共通の雑学をもった同士たちが交わす隠語ですから、万人の理解を得ようなんて打算がはたらいたら成立しない文化です。」
    「過去の蓄積を文化と、未来の仕事を文明と言う。」

  • 昭和の「匂い」のなかで育った作者の芯の部分を作ってくれた昭和という時代へのオマージュ。

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著者プロフィール

山藤章二(やまふじ・しょうじ)1937年東京生まれ。風刺漫画家、イラストレーター。

「2015年 『戦後70年 わたしの戦争体験』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山藤章二の作品

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