明暗 (注解:十川信介)/ (漱石全集)

  • 岩波書店 (2003年2月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (840ページ) / ISBN・EAN: 9784000918114

感想・レビュー・書評

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  •  「明暗」、大学生時代に一度読んで、今回数十年振りに再読したのだが、当時は字面を追っていただけだったのだろうな。冒頭の、病院での津田と医師とのやり取りの場面の印象は鮮明に残っていたが、登場人物の間で繰り広げられる心理戦のような会話の応酬がこんなに続いていたのか。津田とその妻お延の夫婦間、津田夫婦と津田の妹お秀との金銭を巡る対立、へりくだる津田と彼をコントロールしようとする吉川夫人、そして津田と清子(残念ながらそのやり取りは未完のため十分に書かれずに終わってしまったが)。
     小説的時間としては、津田の痔の手術とその保養というわずか10日ほどの間のことで、特に大きな出来事が起こる訳ではないのだが、主には会話を通して相対する人との間で繰り広げられる濃密なドラマに参ってしまった。

     また今回の再読では、津田の友人小林が津田夫妻を掻き回す場面や、一見恵まれた立場にある津田の生き方に対する批判について興味深く読んだ。

     漱石作品としては珍しく登場人物の女性が正面から描かれており、一体この後どんな展開になったのだろうといろいろ考えてしまう。

  •  いったん中断。

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