ソクラテス以前哲学者断片集 (第4分冊)

著者 : 内山勝利

• 岩波書店 (1998年2月4日発売)

作品紹介・あらすじ

第4分冊は古代原子論の系譜に連なる思想家(およびその周辺思想家)で占められている。

感想・レビュー・書評

[karatteさんの感想 · 2017年3月2日]

原子論者登場の第IV分冊。その大半を〈笑う人〉デモクリトス関連の文章が占めており、デモクリトスの巻と呼んでも差し支えないほど。興味深かったのはピロストラトス『アポロニオス伝』からの引用が散見される点。

著者プロフィール

京都大学名誉教授
1942年　兵庫県生まれ
1975年　京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
関西大学教授、京都大学教授を経て2005年退職

主な著訳書
『ソクラテス以前哲学者断片集』（編訳、岩波書店）
『神と実在へのまなざし』新・哲学講義（岩波書店）
『対話という思想──プラトンの方法叙説』双書・現代の哲学（岩波書店）
『哲学の歴史』（編著、中央公論新社）
『ここにも神々はいます』哲学塾（岩波書店）
クセノポン『ソクラテス言行録１』（京都大学学術出版会）
『プラトン『国家』──逆接のユートピア』書物誕生・あたらしい古典入門（岩波書店）
アリストテレス『自然学』（岩波書店）
『変貌するギリシア哲学』（岩波書店）

「2022年 『ソクラテス言行録２』 で使われていた紹介文から引用しています。」