- Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001109764
感想・レビュー・書評
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子ども時代に読み返した本。
クロムウェル時代のイギリスを舞台に、魔女とその娘と義娘中心に、魔女と妖精と権力闘争を綴る、歴史妖精物語。
昔はケイトが好きで、キャサリンのお嬢様ぜんとした感じがイヤで、ラストの展開でザマー見ろと思ったけれど、若かった。ケイトもキャサリンも精一杯考えて生き抜いて、どちらもちゃーんと幸せを見つけていたんだね。てか、キャサリン、健気に働いていい娘じゃん!!見た目の美しさに目を曇らせていたのは私の方だった。
ケイトの母への葛藤と、それをウィルにしか打ち明けられなかった胸のうち、今ならわかる。だからこそ他人とみな結ばれていくんだろうね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「くるみわりのケイト」を覚えたのでそれにまつわる本「魔女とふたりのケイト」を読んでみました。魔女の女王を母に持つケイトと、義母に憎まれるキャサリンの姉妹。二人とも違う意味で母を恐れ、しかし勇敢に悪に立な向かっていく。お話よりもさらに深く古のイギリスを舞台に魔女や呪いと戦う二人のケイトの生き様が描かれ不思議な物語の世界を堪能しました。
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KATE CRACKERNUTS 1979
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「くるみ割りのケイト(たぶんイギリス方面の昔話)」を膨らませた感じの話。いろんな昔話の要素が詰まっていた気がする。継母と敵対するのはお約束だけど、継母の娘と仲が良くて想い合うのが新鮮で、面白かった。