魔女のおくりもの (岩波少年文庫(1056)―かめのシェルオーバーのお話 2)
- 岩波書店 (1997年2月14日発売)
本棚登録 : 19人
感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001110562
感想・レビュー・書評
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記念すべき、わたしが初めて好きになった本。
穏やかで優しいおはなしの世界。
子供におすすめしたい本をランキングにしたら、必ず5位以内にはいります。素敵。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エインズワースの「ねこのお客」に続く、お話集。
冬眠から覚めたカメのシェルオーバーは、心待ちにしていた皆に、また不思議な面白いお話をします。
中には、前回でお馴染みになった、魔女のクラブアップルさんや、母猫ミニーも再登場。
村人とも仲よくなりたいと思うクラブアップルさんは、仲良しのロバートとポリーの提案でティパーティを開くのですが…これが本のタイトルと表紙絵になっている「魔女のおくりもの」。味わいある挿絵も訳も、河本祥子さんによる。
海賊になりたかった少年や、雪だるまとの交流…どのお話にも思わず引き込まれてしまうのですが、最後は、再び冬眠につこうとするカメのシェルオーバー。キャンディおくさんのすすめで、聞き役だった皆=動物の仲間たちもお話を披露することになります。
いいですねー、短篇なんだけど、民話調の素朴な味わいも、さりげない冒険も、不思議さも無理なくしっくりしているし。
つくづくうまいなぁ…って。
絶版なんて惜しいですね。
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