魔女のおくりもの (岩波少年文庫(1056)―かめのシェルオーバーのお話 2)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001110562

感想・レビュー・書評

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  • 記念すべき、わたしが初めて好きになった本。
    穏やかで優しいおはなしの世界。
    子供におすすめしたい本をランキングにしたら、必ず5位以内にはいります。素敵。

  • エインズワースの「ねこのお客」に続く、お話集。
    冬眠から覚めたカメのシェルオーバーは、心待ちにしていた皆に、また不思議な面白いお話をします。
    中には、前回でお馴染みになった、魔女のクラブアップルさんや、母猫ミニーも再登場。
    村人とも仲よくなりたいと思うクラブアップルさんは、仲良しのロバートとポリーの提案でティパーティを開くのですが…これが本のタイトルと表紙絵になっている「魔女のおくりもの」。味わいある挿絵も訳も、河本祥子さんによる。
    海賊になりたかった少年や、雪だるまとの交流…どのお話にも思わず引き込まれてしまうのですが、最後は、再び冬眠につこうとするカメのシェルオーバー。キャンディおくさんのすすめで、聞き役だった皆=動物の仲間たちもお話を披露することになります。
    いいですねー、短篇なんだけど、民話調の素朴な味わいも、さりげない冒険も、不思議さも無理なくしっくりしているし。
    つくづくうまいなぁ…って。
    絶版なんて惜しいですね。

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著者プロフィール

ルース・エインズワース イギリス、マンチェスターに生まれた。子どものために二冊の詩集を出版。後に、BBCラジオ番組“Listen With Mother"のために、いくつかの物語を書いた。主な作品に『こすずめのぼうけん』『ちいさな ろば』『黒ねこのおきゃくさま』『ふしぎなロシア人形バーバ』(以上、福音館書店)、作品集に『ねこのお客―かめのシェルオーバーのお話1』『魔女のおくりもの―かめのシェルオーバーのお話2』(河本祥子訳・絵/ともに岩波書店)などがある。

「2021年 『こねこのウィンクルとクリスマスツリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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