パッチワーク

  • 岩波書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001127058

作品紹介・あらすじ

あなたがもっているものはひとつじゃない。出会ったもの、感じたこと、全てがつながり合っている。さまざまな形や色をつないで豊かな世界をつくるパッチワークのように、悲しみも喜びも、成功も失敗もそのままにつなぐと、いびつでも、ちぐはぐでも美しいものになるはず――。子どもたちのもつ無限の可能性を描いた絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 自分の個人的な境遇と
    常日頃思っていることが
    この作品の中で同居していて驚いた。

    自分の将来はひとつじゃないということを
    子どもの手に届きやすい絵本として描くことは
    とても大切だと思うし、
    なにより絵本という媒体における
    テーマ性の伝えやすさにハッとさせられた。
    これだけフランクな読み心地で
    こういったテーマをすんなりと投げかけて
    ささっと幕を閉じる作りには、すこし憧れる。
    絵本はいいなぁって、
    不意に改めて思わされる作品でした。

    ありがとうございました。

  • 『おばあちゃんとバスにのって』のマット・デ・ラ・ペーニャさんが文を担当。
    今の自分はこうだからと、これからの自分を決めつけなくていい。それがどんなふうに作用するかなんてだれにもわからない。ダンスがとびきりうまい、生まれながらのダンサーが、プログラマーになるかもしれない。さまざまなものがぬいあわさって、きみというパッチワークが生まれる。うつくしい言葉で、子どもたちのすべてを肯定してくれるような力強い絵本。

  • 人生はパッチワークみたいなもの。出会ったもの、感じたこと、全てがつながり合っている。悲しみも喜びも成功も失敗もいびつさもちぐはぐさも、美しく豊かなオリジナルな世界をつくってくれる。私たちはどんな可能性だって持っている。何にだってなれる。特に子どもたちはね。

  • Y
    4歳3か月

    K
    6歳7か月

  • 互いが互いを、そう認められる世の中に
    一日も早くなりますように

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著者プロフィール

マット・デ・ラ・ペーニャ
ニューヨーク在住の作家。創作執筆コースで後進の指導に当たっている。 『おばあちゃんと バスにのって』(鈴木出版)でニューベリー賞、コールデコット賞オナー賞受賞。ほかに『カルメラのねがい』(鈴木出版)、『Love すべては あなたの なかに』(評論社)、『だいすきなぼくのかぞく リメンバー・ミー』(小学館)などがある。

「2021年 『マイロのスケッチブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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