けものたちのないしょ話: 中国民話選 (岩波少年文庫 96)

著者 :
制作 : 君島 久子 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 78
感想 : 3
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  • / ISBN・EAN: 9784001140965

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  • 4-00-114096-9
    C8397¥680E

    けものたちのないしょ話
    --中国民話選--
    岩波少年文庫096

    2001年11月16日 第1刷発行

    翻訳者:君島久子(きみしま ひさこ)
    発行所:株式会社岩波書店
    さしえ 高茜(カオ チェン)


    裏表紙より
    動物たちの話を聞いて幸運をつかむ「獣たちのないしょ話」(ブミ族)
    美しい声で歌う猫の話「歌をうたうネコ」(タイ族)
    をはじめ、「牛追いと織姫」(漢族)「ふしぎな短剣」(ウイグル族)など、中国の様々な民族に語り伝えられた民話27編を収録。
    小学4・5年以上----------------

    手にした理由
    十八史記で 中国には神話は無い(語り伝えられていない?)と有った。そういえば自分は中国の神話ってものを知らない‥。(忘れてる?)と、興味をそそられたのでそれっぽい(難しくない)ものを探したけど、よくわからず、子ども向けの 「民話」を読んでみることにしました。
    民話 伝説 神話 伝承 これらの区別が良くわかってないですが、読みやすさで借りてきて見ました。
    --
    子ども向けのお話ですが、どの民族のお話か記載されています。中国と言っても広く民族も違い生活も違うでしょうから。解説に中国をぐるっと旅しながらお話をもう一度振り返り書かれています。改めて、中国のことを知らなかったなぁと感じました。○○省と言われても北なのか南なのか、山がちなのか、大河のほとりなのか‥。
    そして驚いたことは、よく似たお話がたくさんありました。また、逆に同じ話だと思っていたら、結末が異なっていたものも有りました。
    お話が生まれ、伝わる途中に色々と変化して、付け加えられ、削られ‥。なんか不思議だなぁと感じました。

  • 中国の民話は意外と手に取る機会がなく、今回読んでみて、日本の民話昔話、ヨーロッパの民話昔話とそれぞれつながりがあるように感じられ、とても興味深く読めた。

  • 登録日:5/18
    読み語りボランティアさん推薦

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著者プロフィール

君島久子 栃木県に生まれた。慶應義塾大学卒業、都立大学大学院修了。武蔵大学教授をへて、国立民族学博物館教授となる。中国民族学、文学を専攻、特に民間伝承および児童文学を研究。中国、東南アジア、日本を含めた広いアジア地域での比較研究をすすめている。1965年、『白いりゅう黒いりゅう』(岩波書店)、1983年、『中国の神話』(筑摩書房)で共にサンケイ児童出版文化賞を受賞。また1976年、『西遊記上・下』(福音館書店)で日本翻訳文化賞を受賞した。そのほか『ほしになったりゅうのきば』『たなばた』『しんせつなともだち』(福音館書店)、『チベットのものいう鳥』『王さまと九人のきょうだい』(岩波書店)、『アジアの民話』(講談社)、『月をかじる犬』(筑摩書房)など多数の著訳書がある。大阪府在住。

「2020年 『あかりの花 中国苗族民話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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