はじめの四年間―ローラ物語〈4〉 (岩波少年文庫)

  • 岩波書店
3.70
  • (16)
  • (16)
  • (27)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 196
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001145182

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 結婚したばかりのローラとアルマンゾ夫妻の新婚最初の4年間を綴ってます。今回も小麦が雹にやられてしまったり、夫婦そろってジフテリアに罹ってしまったり、家事で家が焼けてしまったり…何かとアクシデントが続きま。

    そんな中、最も明るいニュース娘のローズが生まれてすくすく育っていく事でしょう。その後に生まれた男の子は生後間もなく亡くなってしまいました。

    ローズを連れて遊びに行ったボーストさん夫妻が、ローズをくれないかと頼んできたシーンが心に刺さりました。君達はまだ若いから、また子どもが授かるだろう、自分達はもう出来ないだろうから…勿論ローラは断りましたが、何ともやるせない気持ちだったでしょう。

    結婚した夫婦なら誰でも子どもが出来る…というのは大きな間違いなんですね。ローラの姉妹でも子どもを授かったのはローラだけだったみたいです。

    この物語は時系列で言うと『この楽しき日々』と『我が家への道』の間ですが、出版されたのはローラの死後だったようです。そして書かれたのは割と早い時期で、この作品だけは娘ローズの監修が入ってないようです。

    そのせいか物語というよりも三人称で書かれた手記という趣で淡々と書かれています。正直に言うと、この巻はあまり面白くはありませんでした。

ローラ・インガルスワイルダーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×