- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001156621
作品紹介・あらすじ
ぼくはただ、まちがいを正したかっただけなのに…。ちょっとしたうそが巻き起こす、ドタバタ大そうどう!ドイツのゆかいな児童文学。
感想・レビュー・書評
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ある家族のお話
まずはイルカのことから話そう。
全ての始まりは僕らの町の公園のカモ池にイルカが来るという新聞の記事から始まった。
だがその日はエイプリルフールでその新聞の記事はうそだった。
僕たちの嘘はそこから始まったんだ…。
面白かったですが、感想書くのが難しくって時間がかかってしまいました。
この本のおかげで読みたいが増えちゃった。
後ろに乗ってたんだも〜ん(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
家族のついた嘘が嘘を呼び……最後には大団円のハッピーエンド。
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★★★★☆
お父さんのウソ、お母さんのウソ、ぼくのウソ。
ウソがウソを呼んで、家族で湖のほとりで茫然としているところが冒頭。帰る家も両親の仕事もみんななくなっちゃったんだよね。
いったいどうしてこうなっちゃったの!?
ウソをつかれたはらただしさ、ウソをついてしまって手におえなくなったときの焦燥感、ドキドキします。
(まっきー) -
マッティは携帯ゲームの開発を夢見る無口なフィンランド人のパパとドイツ人のママ、弟の四人家族。パパの夢が叶い、好条件でフィンランドの会社で雇われることになったという話を信じ込んだマッティは、学校から転校の手続きの書類までもらってきますが、これはなんとパパが自分の兄に見栄をはるためについた嘘と発覚。頭にきたマッティはママが買った家が当たる宝くじに当選したという嘘の手紙を作ります。ところがこの手紙がとんでもない事態を引き起こし、一家は家や家具、車まで失うことに…。それぞれの嘘が引き起こした顛末をユーモラスに描いた一冊です。
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パパが見栄をはって「スイスに引っ越す」とウソを言った。クラスのみんなにに引っ越しの話をしてしまったマッティは、ウソをごまかすために、もうひとつウソをつき、さらに…。ウソがウソをよび、マッティは(そして家族みんなも)絶体絶命のピンチにおちいる。なんと、あるはずのない新しい家に引っ越してしまったんだ!
あまりにも事態が大きくなっていくので、読みながらハラハラのしどおしです。 -
荒唐無稽で面白かった。
嘘を嘘って言えなくて、どんどん展開が進んでいくところにはちょっとイライラしたけれど、最終的にこれまたすごい展開で事態が良い方向に向かっていったのでした。
終わり良ければすべて良し。
主人公のマッティがドイツ人とフィンランド人とのハーフなので、フィンランドに関する話がちらほら出てきたのでフィンランドにちょっと興味を持った。