- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001164152
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
この作品を一言で表すならば壮大な愛の物語でしょうか。もちろん中心人物たちは高校生だし、舞台はアメリカのイリノイ州シカゴで、冒険に出かけるとかとんでもない事件が起きるとか、めちゃくちゃ特別なことが起こるわけではないのですが。ただ、人に関心を持つ、好きになる(恋愛として、友情として)ということは、自分という存在を突きつけられる(相手から、そして自分からも)瞬間なのだと気づかされました。愛はときに自分も相手も傷つけ、上手く伝わらない、そして試行錯誤して見つかるかもしれないし、見つからないかもしれない。ティーンエイジャーたちそれぞれが表す愛の形が印象的な作品でした。LGBTQを扱っているので、読みにくいと感じる人もいるでしょう。自分も1回読んだだけでは本作の魅力は掴めきれないと感じています。
-
「ウィル・グレイソン,ウィル・グレイソン」読んだ。https://iwanami.co.jp/book/b281710.html 完璧ジュブナイルだけどとってもよかった。同姓同名の2人が偶然出会うなど全体的にご都合展開なんだけど、それをカバーするくらい人物も話も結末もいい。訳文がねもう少し高校生っぽさあれば尚良…文章は昭和だった(おわり
-
タイニーとウィル・グレイソンとの友情が美しい物語。タイニー、ええやつ。
-
同姓同名のウィル・グレイソン。違う高校に通っているが、年は同じ。一人は友達の女の子が好きだが、なかなか言い出せない極力目立ちたくないウィル。もう一人のウィルはゲイで鬱の薬をのんでいる。
そんな二人がポルノショップで偶然出会う。そこから、二人のウィルとその回りのティーンエイジャーたちの愛の大騒動が始まる。
読みはじめたときは、最後まで読みきれるかと心配になるくらいな環境の現代米国。でも、ここに描かれているのはピュアな愛情と友情だった。
ああ、米国のYAってすごいなあ。