買い物難民対策で田舎を残す (岩波ブックレット NO. 1033)

著者 :
  • 岩波書店
3.80
  • (4)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 49
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002710334

作品紹介・あらすじ

超高齢社会と過疎/都市の過密問題が凝縮した現象が「買い物難民」で、さまざまな対策が展開されている。巨大資本も参入するなか、地域の仕入れ先と高齢者との生の関係にこだわる移動スーパー事業の先駆者が、ピンチをチャンスに変える逆転の発想を開陳。読むと元気が湧いてくる一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1277288

  • 村上氏の実践力と熱量が凄い。実践して修正してまた実践してを相当繰り返していると思われる。その繰り返しの過程で、将来のVisionも見えて来たように思う。

  • SDGs|目標11 住み続けられる まちづくりを|

    【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/747773

  • こんな言葉知りませんでした。。。

     過疎地で店舗が撤退し遠くまでスーパーに生活必需品を買い出しに行く必要が有るが高齢で免許返納、身体の都合が悪いと子供は都会に出てしまって頼める人も居ない等で買い物が困難しているという。タクシーは近すぎて頼めないや、そもそも年金生活で毎度車代を払うのは経済的に難しい。

     公共交通機関や病院、スーパーが効率化・収益重視、公共では財政赤字等、ひいては就労場所や余暇を楽しめる場所も無く若者や幼児を抱えた家族は都会へ引越す。過疎地ならではの高齢化社会だ。負のスパイラルが止まらない。

     著者はそんな過疎地の高齢者に向けて軽トラックでの移動販売と併せて安否確認や萬相談を請け負ったりと、孤独な高齢者への物品だけでは無く近所付き合いの様なサービスを心掛けている。大変頭が下がります。

     本書のテーマから田舎を残す為の方策や考え方等を期待したのですが、始終移動販売絡みの内容でした。残念です。

  • 買い物難民を減らすこととビジネスを両立することに対する考え方、システムについて感心しながら読みました。
    実践している人の言葉は強い!

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

(株)Tサポート代表取締役
沖縄国際大学沖縄経済環境研究所特別研究員
1966年徳島市生まれ
京都産業大学外国語学部卒
(株)リクルートなどを経て帰郷
平成11~23年 徳島市議会議員
平成12年 吉野川可動堰建設計画に対する住民投票を実施 反対多数で計画は中止
平成23年~ 買い物難民対策のソーシャルビジネス「移動スーパーとくし丸」に従事。現在、プロデュースした移動スーパーが徳島県の人口95%以上をカバーしている
平成29年 鳴門市大毛島に「うずしおゲストハウス」をプロデュース

著作
『希望を捨てない市民政治』2013年、緑風出版
『買い物難民を救え!移動スーパーとくし丸の挑戦』2014年、緑風出版
共著
『民主主義を直観するために』哲学者・國分功一郎氏との対談 2016年、晶文社
『ひとびとの精神史』第8巻、第9巻 2016年、岩波書店

「2018年 『歩く民主主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村上稔の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×