日本学術会議の使命 (岩波ブックレット NO. 1051)

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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002710518

作品紹介・あらすじ

「学者の国会」ともいわれる日本学術会議。戦時体制への反省から設置されたが、そもそもどんな存在か。2020年、首相による会員候補者6人の任命拒否という前代未聞の事態が発生。これを機に、法的・歴史的にとらえ直し、科学者の社会的責任、学問の自由の問題から課題や展望を考える。前史来100年あまりの略年表付き。

感想・レビュー・書評

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  • 316.1||Ik

  • 本当に、まともで、熱い、科学者の研究の独立性への矜持が見てとれる文章である。

  • 恥ずかしながら日本学術会議って名前は聞くけどなんなの……からのスタート。首相による会員候補者の任命拒否がどんな意味を持つのかがよくわかった。

  • 2021年度第2回見計らい選定図書
    http://133.11.199.94/opac/opac_link/bibid/2003582402

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000054319

  • 歴史的経緯がコンパクトにまとめられており、議論の土台となる一冊。
    いわゆる「任命拒否問題」も然ることながら、我が国における学術と社会との関わり、そして学術界におけるアカデミーの役割という観点から、結論ありきではない議論が求められていると思う。
    そういう目で眺めると、特に隠岐先生の論考は示唆に富む。

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著者プロフィール

1944年姫路市生まれ。名古屋大学・総合研究大学院大学名誉教授。1967年京都大学理学部卒業、1972年京都大学大学院理学研究科博士課程修了、1975年京都大学理学博士。京都大学理学部助手を皮切りに、北海道大学理学部・東京大学東京天文台・大阪大学理学部・名古屋大学理学研究科を経て、総合研究大学院大学教授・理事の後、2014年3月に定年退職。九条の会世話人、世界平和アピール七人委員会委員。著書に、『科学の考え方・学び方』(岩波ジュニア新書、1996年)、『寺田寅彦と現代』(みすず書房、2005年、新装版2020年)、『科学者と戦争』(岩波新書、2016年)、『物理学と神』(講談社学術文庫、2019年)、『江戸の宇宙論』『江戸の好奇心』(いずれも集英社新書、2022年、2023年)、『姫路回想譚』(青土社、2022年)他多数。

「2024年 『新潟から問いかける原発問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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