芭蕉俳文集 上 (岩波文庫 黄 206-9)

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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003020692

作品紹介・あらすじ

俳諧的精神・俳諧趣味をいかし、軽妙・洒脱でウイットに富む内容が簡潔に表現される俳文は、俳聖芭蕉(一六四四‐九四)の時代にはじまる。本書では、芭蕉の遺した俳文一五七篇をその内容に即して分類し、それぞれに詳細な注・評・解説を付した。

感想・レビュー・書評

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  • 理解が怪しい部分もあるが、芭蕉の俳文は風雅の香りがして楽しめた。芭蕉は芸術に生きる決意が固く、私がその生き方を真似ることはできないが、俗世にありながら芭蕉に多少なりとも倣うことは可能である。そもそも、俗世界だからとはいえ、文学の薫陶から離れる訳には行かず、我々の生き方を日常の流れに沿いながら高める上で、文学体験は不可欠である。そういう意味では、芭蕉は我々の精神を導く案内人である。風流に浮かれ暮らすなどと見下げるものではなく、芭蕉の生き方や作品には我々に何らかの理想を提示する内容がある。

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著者プロフィール

江戸時代の俳人。1644~1694。


「2015年 『女声合唱とピアノのための おくのほそ道――みちのくへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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