- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003022412
作品紹介・あらすじ
馬琴(1767‐1848)が28年の歳月を費やし、心血を注いで創りあげた伝奇小説の巨篇。雄大・複雑な筋立て、リズム感あふれる文章、さらに有名な絵師の手に成る挿絵が興趣を添え、あやしい魅力をたたえて読者に迫る。第1、2輯を収録。
感想・レビュー・書評
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超久々にまんまの読本なんて手え出したわ…やっぱ読めねえな…(阿呆)
しかし柳川重信の浮世絵の迫力はすげえ…生首ゴロゴロ…おお…
それにしても伏姫をお嫁さんにしたいから、頑張って敵の大将の首食いちぎって持って帰ってくる八房(犬)はかわいい
わざわざそのシーンをフォーカスして血みどろの生首くわえて帰ってきた八房の見開き挿絵描いたんだから、やっぱり柳川重信もド変態だったんだろうな…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
南総里見八犬伝を読むのは、小学生の時に子供むけに優しく書き直したダイジェスト版を読んで以来だと思います。だからほぼ50年ぶりか。古典としては比較的読みやすい部類に入るのではないでしょうか。江戸時代の文学だからかもしれませんが。意味がよくわからないところはどんどん飛ばして読んでも、話の流れは大体つかめます。当初、現代語訳版を読もうとしたが、やはり原文の持つ、この独特のリズム感は捨て難いものがあり、こちらを選びました。さっそく第2巻にチャレンジし、なんとしても完読するぞ!
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八犬伝は現代語版や、漫画、ドラマなど、いろいろな形で愛される、ファンタジック・スペクタクル時代劇といった雰囲気の作品。
私は8年ほど前に、たまたま正月ドラマで見て興味を持ち、どうせなら原文に近いものを読みたいと、これを手に取りました。もともと、古い文体が嫌いでないので、読みづらい部分は飛ばしつつ、どんどん読み進みました。五巻くらいまで一気に読んだところで集中力が切れ、続きを読まないままに現在に至ります。
個人的には、前半(1~5巻)の仲間を探す旅道中が、各キャラクターが丁寧に描かれて、面白いです。ドラマとは違う部分が結構あったので、読んでよかったとも思いました。
船虫という、命名もひどいですが、かなりの悪女が前半通して登場し、主人公たちを邪魔して、苦しめるのですが、「三銃士」のミレディという悪女に引けをとらない悪女っぷり、不死身っぷりで、いい味出してます。 -
思ったより読みやすかったのはひとえにルビのおかげかと。
古文やってて良かったなぁと思いました。
お話も人情溢れるようでいて、ばっさばっさと生首が出てくる時代物。
信乃さんが男性だったことに驚きました。 -
関東、館山、関東地方、千葉などを舞台とした作品です。
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物語好きな僕としてはイチオシの本ですね。
全10冊ですがまとめて読みましょう。 -
小学校高学年の時に読んだシリーズ。
当時好きだった某少女漫画の原作者が「この本を参考にした」と書いていたので、図書館で探したら・・・・
何コレ、ふっるー。
たぶん、社会の授業で習う前に読んだと思う。
源氏物語もこんなシリーズで読んだから、そんなに抵抗はなかった。
けど。
かーなーり!斜め読みしました。が、この単行本シリーズで読破。
とても同級生には薦められなかったけど(設定から超SF)、挿絵もあって楽しめました。
近年漫画になっているものを立ち読みした時には、「もっと早くだしといてくれよ!」と思ったり・・・(苦笑)
でもこれでよかったのかも。
活字のみで想像する力、私はこの本で教えてもらいました。