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- Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003025116
作品紹介・あらすじ
江戸時代は17世紀の後半にいたって笑話集がさかんに刊行されるが、その背景には笑話を愛好する町人階層の活発な創作活動、プロの話芸者による口演興業の盛行があった。本書はこの時期に成った笑話集のうちから笑いの純度の高い作品として『当世手打笑』『当世はなしの本』『軽口御前男』など5種を選び詳注を付したものである。
感想・レビュー・書評
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図書館で借りた。
江戸時代の前半から中盤にかけての元禄期に記録された、笑い話集。古典落語ほど確立された笑いではなく、またダジャレ的な一言ネタよりは少ししっかり作られた笑い話だ。
一つ一つは数行で完結する古典の文章で、江戸期なので難しくなく、流し読みで意味は大体把握できる。
笑いのポイントとしても、あるあるネタ的だったり、言葉を”掛けた”ものだったりで、現代人が読んだら爆笑したりウフフと微笑むほどのものではないが、「どこが面白いんだ?」と言うほどでもない、まぁ理解できるレベルと感じた。
解説を読むと、口頭で伝わった町人文化とのことで、昔から人々の会話に笑い話は盛り込まれていたんだなぁと感じた次第です。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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