- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003100912
感想・レビュー・書評
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「民さんは野菊のような人だ」は知っているけど本編未読だったので読んでみた。
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亡くなる少し前に
「矢切の渡し」にまた行きたいと言っていた母
若い頃と言ってもたぶん40代
私や弟も小さく、仕事も忙しかった頃に
兄の高校に行った帰りに
ささっと乗った事が有ると話していた
私は「野菊の墓」を読まず嫌いで
読んでいなかったが
矢切の渡しに行きたいと思い
読んでみた
地下鉄の中でボロ泣き
野菊の墓以外の作品も
暖かくて明るくて
読後感がとても心地良かった
野菊の墓も可哀想な話なのに
暗くないのは伊藤左千夫の人間性なのかな
もっともっと読んでいたくなる作品たちだった -
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これぞ純愛。名作です。
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矢切の旧家の政夫(数え15歳)と市川の従姉の民子(数え17歳)の純情一途な恋の物語であり、また悲しい別れの物語。伊藤佐千夫(1864~1913)の処女作「野菊の墓」(明治39年1月発行)。再読です。
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輝くような文章表現。
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確か、高校生のころに読んだはず。
35年ほど前のことである。
今の時代では、考えられない悲恋である。
でも、その時代背景が古臭いとは決して思わない
純粋で切なくて美しい。
あの時代の生んだ自然ですばらしい作品だと思う。
久しぶりに再読する純文学も悪くない。 -
切なすぎる。すごく純粋。
高校のころ現代文の問題で一部だけ読んで気になってたけど、最後まで読んだら悲しさと哀れさが残った。