風流懺法 他3篇 (岩波文庫 緑 28-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (132ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003102848

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  • 人と人の間を流れる時間が、ゆっくりで優しいのだ。
    駅の自動改札を急いで通り過ぎる様ではなく、ちゃんと一人ひとりの顔を確かめて、穏やかに過ぎてゆくのだ。
    だから、人だけでなく、自然や、状況や、あらゆるものの描写が、まろやかで優しいのだ。

    そういう描き方ができる時代、そういう描き方の出来る虚子の写生力は、今なお美しい。

    風流懺法
    大内旅館
    三畳と四畳半
    杏の落ちる音

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著者プロフィール

明治7年松山生まれ。本名、清。子規、漱石、碧梧桐らと親交を結び、『ホトトギス』発行人となって今日の俳句隆盛の基礎を作る。「客観写生」「花鳥諷詠」など、広く老若男女に俳句を伝え広めると共に、多くの優れた俳句作家を育成した。文化勲章受章。昭和34年没、85歳。

「2021年 『進むべき俳句の道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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