与謝野晶子評論集 (岩波文庫 緑 38-2)

著者 :
制作 : 鹿野 政直  香内 信子 
  • 岩波書店
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003103821

作品紹介・あらすじ

大正4年、当時の代表的雑誌『太陽』によって論壇に登場した与謝野晶子(1878‐1942)は、婦人問題を軸に社会、政治、教育問題等に旺盛な評論活動を展開した。詩人的直感力によって問題の本質を見事に把えた評論は、歌人として知られることの多い晶子の全容を知る上でも不可欠なものである。27篇収録。「君死にたまふことなかれ」を付載。

感想・レビュー・書評

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  • 与謝野晶子というとフェミニストをイメージしていたが、実際の彼女は人間としてどうかを問う人で女性だから偉いという思想ではない。貞操の問題から経済、政治まで幅広い話題について鋭い批評がなされる。晶子が教養と論理力を持った女性であったことがうかがわれる。

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著者プロフィール

1878(明治11)年大阪府堺市生まれ。堺女学校に進み、「源氏物語」などの古典や、尾崎紅葉・幸田露伴・樋口一葉の小説を読む。1900年、後の夫・与謝野鉄幹が主宰する新詩社「明星」に短歌を発表し、翌年処女歌集『みだれ髪』を刊行、大きな反響を呼ぶ。1942(昭和17)年死去。

「2008年 『全訳 源氏物語 五 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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