- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003107126
感想・レビュー・書評
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解説:島田謹二
殉情詩集◆やまぶき◆古調自愛集◆車塵集◆魔女◆佐久の草笛抄◆渚の薔薇詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容以前に、旧字が氾濫しているので、旧字に慣れない人間には意味がとれずに頭に入ってきづらい。漢語辞典を久しぶりに引いた。
殉情詩集の作品が好きで前半は真面目に読んでいたが、漢詩と後半はあんまり好みじゃなくて流し読み。だいたい恋歌なので、好みに合うあわないが分かれそう。 -
詩論
海の若者
なぞなぞ -
高校生の頃どこかで見かけた「少年の日」の詩が忘れられなくて、手に取りました。
佐藤春夫のつむぐことばを追っていると、きらきらとせつなくなる。眞晝だとか窗だとかの旧字体、そしてひらがなの使い方が好き。この人の詩に出会えてよかった。「殉情詩集」が大好きです。 -
学生の時に初めて手に取った春夫の詩集はこの本だった。
それ以来、折をみてはパラパラとめくり、詠われる言葉を噛みしめている。
岩波版の良いところは、初っ端が「夕づつを見て」であるところ。
この詩が一番好き。
端的で、典雅で、志高くて。
自分もこうありたい、と常々思い続けている。 -
佐藤春夫 1892-1964
2009年9月7日、長野県佐久市で創作ノート見つかる。
嘆息
日の本と誰か云ひけん
豊悪原(あしはら)くさぐさの罪生ひ茂り
ぬば玉の闇を食まずは生きがたき
化け物の国となりにける
ぬば玉の 闇に生きつつ われもまた
世の光とは なりがてぬかも
未発表作品
敗戦後の混乱した世情を憂える。自分の文学が光にならないのではと、無力感もにじませる。
2011.04.12-
サウンド文学館・パルナス 朗読・米倉斉加年
sigreの歌詞の人だ!
そのうちちゃんと読もう。 -
殉情詩集がほんとうにすき