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- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003211410
作品紹介・あらすじ
サッポオをはじめ、ギリシア・ローマ抒情詩の名作を集成。鏤骨の名訳で贈る決定版。
感想・レビュー・書評
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過ぎされば、尋ぬれど花はなくあるはただ茨のみ(読人しらず)
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古代ギリシアといえば、もっぱら悲劇が読まれる。それは、演劇としても上演されるからであるが、訳されているのに、「悲劇」しか入手できないという事情が大きい。岩波文庫がこの書物を重刷した英断の喜びにあずかり、みなさんにおすすめしたい。
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この本のほとんどが、理解出来なかった。
言葉の意味がわからなかったためだ。
だが、この中にある
「恋と憎み」
は好きだと思った。
憎いながらに なほ恋しとは
どうしたわけと 問はれもせうが、
ただ由故もなく かう成りはてて
切り虐まるる 身の因果。
という内容だ。
憎い相手であるはずなのに、
恋しくなってしまう。
というのが、好きだと思った。
そして、
ただ由故もなく、こうなってしまった。
という状態。
嬉しい気もするけれど、辛い。
こういう詩は好きです。
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