- Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003222843
感想・レビュー・書評
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ついにドーラと結婚、案の定家庭内に問題が積まれていく。お手伝いさんとの関係はこの頃はこんなに騙し騙されの関係だったのか。アグネスとこの先どうなるのか気になる。ヒープの心の卑しさは極まれし。様々な人々の描写が忙しくも惹かれる。2023.6.2
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ユライアのような、悪の権化のような人間は、周りにいる人間を次々に損なっていくのだなあ、と、怖くなった。
関わりたくない。
ドーラの能力の無さ、幼さ、そして純真さには、呆れる一方で、このような生き方しかできない人もいるのかもしれない、とも思った。
伯母さんのように、彼女を全面的に受け入れようと努力をすることが一番大切なのだ、と、デイヴィッドも気づく。
伯母さんが素晴らしい。
しかし、伯母さんにも弱い点があって、その不完全さに人間らしさを感じた。
多くの登場人物が絡み合って、最終巻へと話は進む。
早く続きを読みたい、という気持ちになった。 -
卑しさをこれ程までと言うほど描かれているし、崇高さも同じように描かれている。
やはりディケンズただ者では無い。 -
詳しいまとめは5巻で。
4巻を読んでいるときの私は、
「ごめん、今ユライア・ヒープの件で大変なの…」
と言う感じ。
気がかりな案件を抱えていると
本当に頭が痛くなる、と言うのがわかったよ。
(本の中の話、なのですがねえ!) -
エミリーはどこへ?
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ディケンズの大長編の4巻目。ドーラとの婚約にまでこぎ着けたのは良かったが、トロットウッドの伯母さんが破産をしてしまい、本人まで立場が危うくなって、せっかくのドーラとの婚約もスペンロウの主人にばれてしまったりするが、全く突然にそのスペンロウの主人が死んだりして、その隙間をくぐるようにヒープなんかもくねくねと暗躍をしたりする話し。
11/11/29