- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003252413
感想・レビュー・書評
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博学な美食家の食にまつわるいろいろな話が詰まっている。時には夢や死もそこで語られる。フランス料理をメインに扱っている。米国にも滞在した著者のいろいろな視点、学問や芸術が凡人の書ではないことがわかった。消化についても詳しい。食は芸術なり。
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ポトフは汁を楽しむものでブイイは養分をさし引いた残りの肉片である。
色々とマニアックで専門的で面白かった。 -
■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/0000022749
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曽根綾子の太郎物語からの孫引きで。とにかくおおらか。人生は楽しい、という感じがにじみ出ている。
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ガストロノミーとは何か、食事の楽しみ方について教えてくれる食の哲学書
考えながら読むし、内容が難しいのでなかなか先に進まないけれど、
読み終わった時には食事からシアワセを感じることができるようになると思うので、がんばって読みました。
ささやかな食事であっても、食材や食べる人に思いを込めて作った料理をいただくことが美食だとか、決して贅沢な食事を進めている訳ではないところに魅かれます。
食事は生まれてから死ぬまで欠かすことができない物だから、みんなが知っておくべき考え方だと思うし、人生が豊かになるように思う。 -
食に対するこだわりがもうハンパじゃない!それはもう、書かれた文章から情熱が、台所で燃えさかる火にじりじりと焼かれた七面鳥から溢れ出す肉汁のように、とめどなく輝きを放ちながら、読んでるこちら側に押し寄せて来るんです。ただ、翻訳されてからだいぶ時間が経ってしまっているので、ちょっとなぁっと思う部分もあるので、新訳・改訳が出てほしい感じです。
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サバヴァラン教授の感性の豊かさよ。
食品への考察だけでなく、渇きなどの生理現象、はたまた世界の終わりまで(!!)教授の人柄が想像できる一冊。 -
これの記憶のおかげで、TVの「グルメ番組」なぞ恥ずかしくってようよう見れない。
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よく知られた食に関するアフォリズムが序文にある。珈琲について、いれかたは「デュベロワ式」が良いと。(110319)