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- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003311998
作品紹介・あらすじ
「私は教師でも牧師でも神学者でも何んでもありません」。内村の思想・行動の中核をなす信仰とは学問的真理ではなく、自身の生に根ざした「事実」であった。なぜ信じるのか、なにを祈るのか-新世紀を目前にした1900年、「ただの普通の信者」として率直なことばで語られた理想的人間・社会論は、今なお新鮮である。
感想・レビュー・書評
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理解しがたい部分はあるが、キリスト教の本質、他宗教の限界、社会批判には唸らせられる。
文体が噛んで含めるようで読みやすい。日蓮の立正安国論などの問答形式の系譜を感じる。
解説は必読。背景がよく分かる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
無教会主義者、内村鑑三によるキリスト教観。世紀末にあって激動しつつある世界情勢を俯瞰し、孤高の信者としての独白。現代社会のキリスト者に読み継いで欲しい作品。
自分の宗教観はもってないつもりでした、でも、内村鑑三の「宗教座談」は、
時折、迫真の論理で自分の人生に痛打を加えるのです。これでもか、これでもか、と。
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