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- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003347812
作品紹介・あらすじ
キングドン‐ウォード(1885‐1958)は、チベット奥地、ビルマ北部等における調査探検の中で、英国の寒冷な気候に耐える植物を数多く採集した。サクラソウやシャクナゲ、愛好家の心をとらえてやまない青いケシ、そして茶、棺の木などの様々なエピソードを記す。
感想・レビュー・書評
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アッサム、ヒマラヤから雲南、北ビルマといった秘境最深部まで、植物の乏しいイギリスに移入できる種を求めて探検したプラントハンター。この人の本は岩波からもう一冊出ているが、こっちは花がメインの内容。
イギリスは大戦前からこういう人や宣教師が奥地まで入り込み、インパールなどは前庭のように知悉していたのだった。日本も大谷隊や多田等観、河口慧海がチベット方面に入り込んでいたが、イギリスに比べれば無きに等しい。本書はそういう内容ではないのだが、こないだインパール作成の番組を見たばかりなので、そういう思い。
自国になければ他所からもってくればよいというイギリス人のごく自然な傲慢さと、一方で中国人が棺桶に使う木材の乱獲を心配するアンバランスさも面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015.4.20実家父の本棚から拝借。
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