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- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003363911
感想・レビュー・書評
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正気と狂気を行ったりきたり、哲学と文学を行ったりきたりする紙一重系哲学者、ニーチェの書いた一番最初の本。当時の学会からは完全に黙殺されたようだけど、彼のギリシア悲劇の解釈は大胆で面白い。ところどころ論理が飛んでいるので星4つ。なお、彼は文献学から哲学に少しずつ転向していってます。ニーチェの哲学が知りたい人は「道徳の系譜」、呼びかけ文が好みの人は「ツァラトゥストラはこう言った」から入ることをおすすめします。
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「われわれは、われわれがいわば生存に対する<br>
測り知れぬ根源的快楽と一体となり、<br>
この快楽の不滅と永遠をディオニュソス的恍惚境に<br>
おいて体験するその瞬間に、<br>
これらの苦悩(変転の没落)の大いなる棘に突き刺される。<br>
恐怖のなかで、われわれは生ける歓喜を知る」<br><br>
ああ、時は肉の没落へと我らを強制的にいざなうとしても、<br>
この今の永遠をゆえに絶対的至高の永遠として愉悦する無限、<br>
それこそが少年を愛する醍醐味、ああ、少年愛よ!<br><br>
・・・ごめんなさいw -
デメテル⇒アガニッペ?
ディオニュソス⇒アレイオン?