共同体の基礎理論 他六篇 (岩波文庫 白 152-2)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003415221

作品紹介・あらすじ

資本主義の発展史の解明に取り組んだ経済史家・大塚久雄(1907-96)は、その前段階にある「共同体」の成立と解体についても考察を進めた。「土地の占取」に注目して、アジア的、古典古代的、ゲルマン的の三形態の共同体を区別し、前近代社会の理論的な見取り図を描いた『共同体の基礎理論』のほか、関連論考を併せて収録する。

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  • I
    共同体の基礎理論
      改版にさいして
      第一版はしがき
     第一章 序 論
     第二章 共同体とその物質的基盤
      一 土 地
      二 共同体
     第三章 共同体と土地占取の諸形態
      一 アジア的形態
      二 古典古代的形態
      三 ゲルマン的形態

    II
    生産力における東洋と西洋――西欧封建農民の特質
    いわゆる「封建的」の科学的反省
    「共同体」をどう問題とするか
    内と外の倫理的構造
    マックス・ヴェーバーのアジア社会観――とくに彼の共同体理論について
    アジアから見た文化比較の基準

  • 332||Ot

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著者プロフィール

1907年京都に生れる。1930年東京大学経済学部卒業。東京大学助手、法政大学講師、助教授、教授を経て1939年東京大学経済学部助教授、1947年教授。1968年定年退職。東京大学名誉教授。1970年国際基督教大学教授、1978年客員教授、1985年退職。1996年歿。著書『大塚久雄著作集』(全13巻、岩波書店、1969-86)『宗教改革と近代社会』(1964)『生活の貧しさと心の貧しさ』(1978)『社会科学と信仰と』(1994、以上みすず書房)。訳書 マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫、1989)同『宗教社会学論選』(共訳、みすず書房、1972)ほか。

「2019年 『宗教社会学論選 【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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