断崖（四） (岩波文庫)

著者 : ゴンチャロフ 井上満

• 岩波書店 (2011年1月15日発売)

感想・レビュー・書評

[あうろさんの感想 · 2012年1月31日]

ボリースに愛していると言うヴェーラ。彼女は弱っていく。
一方、ヴェーラの言葉に浮かれていたボリースは、ヴェーラの真実を知り、憎しみに駆り立てられる。

ボリースは単純だな。

[しゅうたろうさんの感想 · 2011年9月9日]

恋というのはここまで馬鹿になるもんなのだなぁ、という感じ。
いくらライスキーが本当の恋とは違う執着でヴェーラをつけまわしてるにしても、自分の兄とも言える人をよくそこまでコケにできるなぁとイライラ。

まあ、傍からみて「あいつはやめとけ」というのが明白でも、渦中の本人にはわからないのは当たり前かな。
ヴェーラにもライスキーにも「やめとけ」と言いたい。

付録の「おそ蒔きながら」はゴンチャロフ自身による著書の解説だった。
「平凡物語」「オブローモフ」「断崖」すべてのネタバレがあるので要注意。
私はこれを先に読んでしまったがために…断崖のオチが…ああああ。
上記三作を読んだ後に読めば、とても価値があると思う。

[城西大学水田記念図書館さんの感想 · 2011年5月18日]

新着図書コーナー展示は、２週間です。
通常の配架場所は、１階文庫本コーナー 請求記号983/G63/4

[美希さんの感想 · 2011年5月15日]

何だこの昼ドラ的展開！！