- Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004000259
感想・レビュー・書評
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当時の支那(中国)人の様子がわかって面白い。今でもわりと辺境感の強い満州、当時はきっと本で感じ取れる、想像されるよりももっと僻地感がすごかったんだろうなと思う。キリストへの愛だけで出世のみちを自ら断って満州に赴き反省を過ごす決心がつく時点で普通ではない。
個人的には日本軍と日本人をわけて考察、観察している点が興味深かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
プロテスタントの宣教師にして、医者であった著者が奉天に在った日々を綴ったもの。上巻は1883年から義和団の乱まで。市民の目から見た、中国人の文化、日清戦争や義和団の乱について生き生きと書かれている。旧字体や仮名づかいを改めずにそのまま復刊しているので、あまり古い書籍に馴染みがない読者には読みにくいかもしれない。なお、漢語林、新字源レベルの字書にも収録されてない漢字も使用されていた。
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[ 内容 ]
十九世紀末から二十世紀初頭にかけての満州は、日清戦争、拳匪事変、日露戦争、民国革命など、世界的な大事件の舞台となった。
本書は一八八三年、この満州に伝道医師として渡来し、その後老齢で故国に帰るまで四十年間献身的に満州人のために尽くして民衆の信望を一身にあつめたスコットランド人クリスティーの自伝的回想記である。
[ 目次 ]
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