- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004203964
作品紹介・あらすじ
室町時代より庶民の芸能として、歴史の荒波の中にもたくましく生き続けてきた狂言。その伝統を守りつつ、復曲狂言、オペラ、歌舞伎などにも積極的に参加し新境地を展開する著者が、反骨精神に貫かれた「ひねくれ」人生をユーモアとペーソスの中に語りながら、狂言の醍醐味を読者に伝える。狂言入門に最適な「狂言豆事典」も収録。
感想・レビュー・書評
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全く、古くささを感じさせない
おっしゃっておられることは
ますます、現代に生きる演劇人たちに
いや、もっとひろく言えば
ますます、現代に生きる人たちに
そのまま直言に
そのまま諫言に
なっている
千之丞さんが亡くなられてから
はや七年の月日が流れた
思い起こせば
千之丞さんが
亡くなられた七年前の
その日の次の日に
茂山家の狂言の会があり
その会に悲痛な気持ちで寄せてもらった
普段通りに始まり
普段通りに演目が進み
普段通りに滑稽であり
普段通りに笑いがあり
普段通りの狂言会であった
千之丞さんはの
言っておられること
してこにれたことが
こうして確実に
引き継がれていることに
感動したことを
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[ 内容 ]
室町時代より庶民の芸能として、歴史の荒波の中にもたくましく生き続けてきた狂言。
その伝統を守りつつ、復曲狂言、オペラ、歌舞伎などにも積極的に参加し新境地を展開する著者が、反骨精神に貫かれた「ひねくれ」人生をユーモアとペーソスの中に語りながら、狂言の醍醐味を読者に伝える。
狂言入門に最適な「狂言豆事典」も収録。
[ 目次 ]
記の一 まかり出でたる次郎冠者
記の二 戦争ほどうつけたものはござらぬ
記の三 狂言の出前もいたしまする
記の四 狂言はお芝居でござる
記の五 狂言役者がオペラの演出、これぞ真の狂言じゃ
記の六 お構い下さるな、家元殿
記の七 京の狂言師は今日狂言を致しまする
記の八 狂言には色々様な顔がござる
記の九 私ごとではござれども
記の十 ジーンズが能楽堂へも参りました
[ POP ]
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