ゴッホ 星への旅 (岩波新書 新赤版 72)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004300724

作品紹介・あらすじ

渦巻く太陽、黒い炎のように物狂おしく燃える糸杉…。1888年アルルを訪れたゴッホは、死に至るまでの千日間に、驚くべき芸術の開花を成し遂げた。忍び寄る狂気のなかで生きた人間ゴッホとは、どのような人物であったのか。彼に魅了されたフランス在住の著者が、10年の構想のすえ、謎に満ちたその肖像を鮮やかに甦らせる。

感想・レビュー・書評

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  • 高校時代、世界史の先生に借りた本ですが、心に響いて今でも思い出す本。

  • 高校生の頃愛読してました。

  • ★評価は読了後に。
    絵画評なのかと思っていたら、史伝というかヴァンサンという人物の掘り下げを意図したものらしい。
    日本への手繰り寄せ方とか微妙に牽強付会的匂いを感じなくはないけれども、要するに面倒なお人やったんやね。
    それをピュアと捉えるか、甘えと捉えるか、病気だったと捉えるか、人それぞれでしょう。ただ残した作品は本物だけに皆首を垂れるしかないといったところですか。

  • ゴッホの後半生を生き生きと描き出した評伝です。上巻では、ゴッホと彼の庇護者である弟のテオとの交流を軸に、アルル時代の様子を描きます。

    世間からは一顧だにされない印象派の絵画を扱いつつ、兄を支え続けたテオの姿と、ジャポニズムに深い影響を受け、みずからの理想の中の日本をアルルの地に見ようとしたフィンセントの姿が、深く心に残ります。

  • (1998.04.08読了)(1989.05.25購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    渦巻く太陽、黒い炎のように物狂おしく燃える糸杉…。1888年アルルを訪れたゴッホは、死に至るまでの千日間に、驚くべき芸術の開花を成し遂げた。忍び寄る狂気のなかで生きた人間ゴッホとは、どのような人物であったのか。彼に魅了されたフランス在住の著者が、10年の構想のすえ、謎に満ちたその肖像を鮮やかに甦らせる。

    ☆関連図書(既読)
    「ゴッホの手紙(上) ベルナール宛」ゴッホ著・硲伊之助訳、岩波文庫、1955.01.05
    「ゴッホの手紙(中)」ゴッホ著・硲伊之助訳、岩波文庫、1961.05.05
    「ゴッホの手紙(下)」ゴッホ著・硲伊之助訳、岩波文庫、1970.03.16

  • フランス読みでヴァンサン(オランダ読みだとフィンセント)の弟テオとの往復書簡を読んでも,いまいちピンと来ないところがあった。

    星への旅とは、亡くなることを指している。

    いろいろ貴重な資料をもとに、画家の最後の数年を、過去と結びつけながら紐解いている。

    作品を眺め,書簡を読むのにともて役立つ。
    上ではアルル時代を描写している。

  • 2012/09/10

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