- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004306436
作品紹介・あらすじ
目まぐるしく変わる内閣、国際政治の表舞台でのプレゼンスのかげで、ロシアの市民たちは日々何を思い、どのように暮らしているのだろうか。区議会議員、シングルマザー、老人、ベンチャー企業家、農場管理者などの日常生活に密着。社会制度、施設の綿密な取材を通して、地方政治・行政とのかかわり方、民主主義のありようを問う。
感想・レビュー・書評
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率直な感想は、日本のことを言っているのかと思うぐらい他人事では無い話だった。社会主義から民主主義に代わってまもないロシアの灰色の時代のルポ。プーチンが大統領になる前の時代。一番驚いたのは「たとえ給料が支払われなくても仕事に行く。人との繋がりを断ちたくない。社会主義が良かったと思っている人はたくさんいる」という内容。民主主義が上手くいっていない。
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まるで物語を読むようにすらすら読めた。
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[ 内容 ]
目まぐるしく変わる内閣、国際政治の表舞台でのプレゼンスのかげで、ロシアの市民たちは日々何を思い、どのように暮らしているのだろうか。
区議会議員、シングルマザー、老人、ベンチャー企業家、農場管理者などの日常生活に密着。
社会制度、施設の綿密な取材を通して、地方政治・行政とのかかわり方、民主主義のありようを問う。
[ 目次 ]
第1章 形骸化する住民自治―区議会議員の憂鬱
第2章 個人主義の終末―家族の崩壊
第3章 社会の断片化―高齢者の孤独
第4章 社会的責任なき欲望―新しい中産階級
第5章 公私混同を超えて―農村の危機
終章 市民の復権
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
大学
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ソ連崩壊後、性急な資本主義を導入するロシア社会はどのように変化し、人々はどのように行きているのか、体制転換とロシア政治の本質を市民の生活から読み解く著作。わかりやすくいい本です。