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- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004306689
感想・レビュー・書評
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・最初の70ページと最後の数ページだけ読んだ。慣れない固有名詞が非常に多かったため、私にとっては読みにくかったので(日本史の知識を再整備してから臨めばまた違っていただろうけど)。前記の範囲内でもっとも印象に残るのは、日本人は「お上」に対して弱い、と言われるが、日本の歴史を通観してみると、明治維新による西洋化まではむしろ逆に、権威に必ずしも従順ではなかったのではないか、という分析。「平安京の貴族社会が、地方の人々への配慮を怠ると、武士が勃興して、国家の公権力を代行し」(227)たように、「もともと共同体的な性格をもつ国家において、公権力は一部の人々によって独占されるべき性質のものではなく、その独占に近い状況が生ずると、必ず反撥が生じ、社会組織が変動する。それが日本の歴史なのである」(227)。ただし、「共同体的な性格」に対する私の理解が足りないと思うので、しっかりキャッチアップしておく。
・歴史を学ぶ意義とは何か。その一つは、現在を過去と対比してより明確に知ることにあるのではないかと思った。では未来に対してはどのような意義を持っているのか、と聞かれると難しいが、未来を描き出す上で、より正確な現状理解は不可欠であるから、将来予測の土台として大いに意義を持っているということだけは間違いない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
試験対策に買った本だけど、ふむふむと面白く読めた!
そして結局、試験の役には立たなかったという(笑)
平安あたりが読んでて面白かったな☆