宝塚というユートピア (岩波新書 新赤版 940)

著者 :
  • 岩波書店
3.05
  • (2)
  • (3)
  • (12)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 93
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309406

作品紹介・あらすじ

きらびやかなフィナーレ、燕尾服のラインダンス-創立九十周年を迎えた現在もなお年間観客動員数二六〇万人を誇る宝塚。「派手で少女趣味で子どもだまし」との偏見にさらされながら、同時に根強い人気に支えられるその魅力は何か。戦争・占領、テレビ時代の到来という、いくつもの転機をへて、進化し深化する宝塚を読み解く。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 4-00-4309409 2005.3.18 ? 199p

  • 三葛館新書 775.4||KA

    たくさんのファンを魅了する宝塚歌劇。
    宝塚のはじまりから現代まで、宝塚にどんな歴史があったのか?
    その歴史の背景にある、その時代における文化や戦争などによるさまざまな影響。紆余曲折を経てきた宝塚の歴史と変わらない人気の秘密に迫ります。
                                  (ゆず)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=43422

  • さらさらっと読んだ。一三先生が1月3日生まれとは知らなかった。

  • [ 内容 ]
    きらびやかなフィナーレ、燕尾服のラインダンス―創立九十周年を迎えた現在もなお年間観客動員数二六〇万人を誇る宝塚。
    「派手で少女趣味で子どもだまし」との偏見にさらされながら、同時に根強い人気に支えられるその魅力は何か。
    戦争・占領、テレビ時代の到来という、いくつもの転機をへて、進化し深化する宝塚を読み解く。

    [ 目次 ]
    第1章 文化としての宝塚(近代/反近代/脱近代―宝塚のダイナミズム;子ども文化・少女文化・家庭文化の時代)
    第2章 宝塚というジャンル(タカラヅカ・レヴュー・カンパニー;連関するジャンル ほか)
    第3章 宝塚の越境と占領(戦下の宝塚;非常時の海外公演―ドイツ・イタリア・アメリカ ほか)
    第4章 ジェンダー/セクシュアリティという視角(女性の「聖域」となるまで;レヴューのセクシュアリティ ほか)
    第5章 宝塚というシステム(学校モデルの機能;出る人/作る人/見る人 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 久生十蘭の研究者でもある川崎賢子さんから「名刺代わり」といただきました。聡明で美しく、(多分)私とワインの好みを同じくする素敵な淑女です。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

文芸・演劇評論家、大学講師など。宝塚関係の著作に、『宝塚──消費社会のスペクタクル』(講談社選書メチエ)、『宝塚というユートピア』(岩波新書)。最近の論文「GHQ占領期の宝塚歌劇」(『占領期文化をひらく──雑誌の諸相』早稲田大学現代政治経済研究所研究叢書26、二〇〇六年八月)、「宝塚歌劇の近代と脱近代」(仮題)(『國文学──解釈と鑑賞』別冊近刊)など。二〇〇七年二月に杉並区で宝塚をテーマに講演予定、どうぞよろしく。

「2006年 『宝塚アカデミア28』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川崎賢子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
梶井基次郎
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×