- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004310532
作品紹介・あらすじ
日本社会を揺るがした耐震強度偽装問題。事件の背景を探ってゆくと、極限まで進められた建築法制の規制緩和が浮かび上がってくる。それはまた、住宅地に高層マンションを入り込ませ、各地で住環境の破壊を引き起こしている。問題の根は何なのか。建築紛争の現場取材を通して、政官財そして司法が私たちの生活を脅かす構図を描き出す。
感想・レビュー・書評
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制度疲労があちこちで
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フォトリーディング&高速リーディング。
姉歯事件当時の古い本。(2006年11月)。 -
日本の行政・司法のひどさを垣間見ることができる本。
規制緩和に関しては、知識として持っていたので、本書で補完され、少し詳しくなれた。
しかし、司法は想像以上だった。
どうにかしなければ、日本の街づくりは崩壊する... -
[ 内容 ]
日本社会を揺るがした耐震強度偽装問題。
事件の背景を探ってゆくと、極限まで進められた建築法制の規制緩和が浮かび上がってくる。
それはまた、住宅地に高層マンションを入り込ませ、各地で住環境の破壊を引き起こしている。
問題の根は何なのか。
建築紛争の現場取材を通して、政官財そして司法が私たちの生活を脅かす構図を描き出す。
[ 目次 ]
第1章 日本が危ない―耐震強度偽装問題の構図
第2章 数の偽装―住宅地にそびえ立つ高層マンション
第3章 「官から民へ」の落とし穴―建築法制の崩壊
第4章 プレーヤーたち―政官財、マスメディア、そして米国
第5章 裁かれる裁判官―「良心」を忘れた司法
第6章 美しいまちへ―問われる市民
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
内容(「BOOK」データベースより)
日本社会を揺るがした耐震強度偽装問題。事件の背景を探ってゆくと、極限まで進められた建築法制の規制緩和が浮かび上がってくる。それはまた、住宅地に高層マンションを入り込ませ、各地で住環境の破壊を引き起こしている。問題の根は何なのか。建築紛争の現場取材を通して、政官財そして司法が私たちの生活を脅かす構図を描き出す。
目次
第1章 日本が危ない―耐震強度偽装問題の構図
第2章 数の偽装―住宅地にそびえ立つ高層マンション
第3章 「官から民へ」の落とし穴―建築法制の崩壊
第4章 プレーヤーたち―政官財、マスメディア、そして米国
第5章 裁かれる裁判官―「良心」を忘れた司法
第6章 美しいまちへ―問われる市民 -
耐震偽装事件が起きてから少しした時に出版されたものだ。
しかし、耐震偽装にかんする話は最初に少しするだけで、
ほとんどが高層建築に対するお話。
しかも、著者が弁護士ということで、
法的な側面で述べられている事が多い。
しかし、建築に関する多くの裁判が行われている昨今、
この現状を知らないわけにはいかない! -
1章は必要だとは思わないが、2章以降は知識が身についたので☆4つ。姉歯氏の耐震偽装問題を皮切りに、建築と現行の法律との間に生ずるずれや穴について説明している。法律とのずれという表現よりも、国交省の甘さが浮き彫りになった結果が説明されていると言った方が適切かもしれない。「建築確認」と「建築許可」についての違いがわかったので、記す。「確認」とは、法律に反していないか確認することであり、「許可」とは、建物を建てて良いかどうかの許可を受けることである。法律に反していなければ、どんな建物でも建てられるということを防ぐために生まれた。そのことを知る。
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この本読んで規制緩和や都市住宅の法律のことも興味持たないといけないな、と思ったことと結構建築のことを詳しく紹介してるなあと思った。