演出家の仕事 (岩波新書 新赤版 1105)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004311058

作品紹介・あらすじ

演出家は日々何を思い、どういうことをしているのか。そもそも演劇の力とは?第一人者によるスリリングな演出論。作品選びや劇作家たちとの対話、稽古場での実践、俳優養成の思想など。大勢の世界の演劇人との出会いも紹介。巻末に、井上ひさし氏の新作芝居が初日を迎えるまでを赤裸々に綴る「『ロマンス』演出日記」を収録。写真多数。

感想・レビュー・書評

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  • (岩波新書 新赤版1105)
    http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0711/sin_k387.html
    [要旨]
    演出家は日々何を思い、どういうことをしているのか。そもそも演劇の力とは?第一人者によるスリリングな演出論。作品選びや劇作家たちとの対話、稽古場での実践、俳優養成の思想など。大勢の世界の演劇人との出会いも紹介。巻末に、井上ひさし氏の新作芝居が初日を迎えるまでを赤裸々に綴る「『ロマンス』演出日記」を収録。写真多数。
    [目次]
    第1章 「聞く」力;第2章 戯曲を読む;第3章 稽古場から;第4章 「時代と記憶」に向き合う;第5章 世界の演劇人と出会う;第6章 俳優とはなんだろう;第7章 演出家になるまで

  • ふむ

  • 演劇が大好き

  • 国立劇場の学校があるんですね〜

  • 演出に必要なものは何か。『何を見て、何を聞くか』
    聞こうとしない人には、何も聞こえず、見ようとしない人には、何も見えない。
    『ものを聞くことは、音と音の隙間から、何を聞きとるかということ』
    聞く力とは何か起こったときの音を聞くことだけではなく、その裏で支える人間の心の動きを聞くことが大事。

  • 1本の舞台が出来るまでの過程や海外も含めた演劇界に関わることが詳細に記載されており、舞台鑑賞が好きな私にとっては目を輝かせながら一気読みしました。

    また栗山さんの紡ぐ言葉が心にすごく染みる。

    冒頭の『現代には相手の話を聞く力が大事』話を発信するだけでなく
    話を聞くこと。またその話に出てくるその人のこころの動きに傾
    聴するということをおっしゃっており、感銘しました。

  • ●演出家の在り方について解説した本。

  • 筆者の栗山民也は舞台演出家。
    2019年、こまつ座『組曲虐殺』(作:井上ひさし)の演出を務める。

    小林多喜二(作家):井上芳雄
    田口瀧子(多喜二の恋人):上白石萌音
    伊藤ふじ子(多喜二の妻):神野三鈴
    山本正(特高刑事):土屋佑壱
    古橋鉄雄(特高刑事):山本龍二
    佐藤チマ(多喜二の実姉):高畑淳子
    音楽・演奏:小曽根 真
    https://horipro-stage.jp/stage/kumikyoku2019/

  • 演出家の仕事のお話だけれども、
    この本の中には、経験がいかに大事かを
    教えてくれるものがあります。
    実際に見て、身にしない限り身につかないのは
    やはり演劇の演者、そしてそれを作る人たちが
    もっともなのかもしれませんね。

    そして、答えの出ない話題に関しても出てきます。
    演劇でもよく扱われる戦争に関して。
    実は著者は悲しきかな、両親が戦時中の
    一番の災禍に見舞われた人なのです。

    特に父親。
    詳しくはここでは避けますが、
    えぐいです、心が痛くなります。
    これを読むだけでも戦争がいかに愚かかを
    痛感させられます。

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