グローバル経済史入門 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
3.45
  • (5)
  • (9)
  • (12)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 163
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004315124

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大航海時代から現代までのグローバルな経済の動きをわかりやすく解説している。

  • アジア経済の特徴として、垂直的(または水平的)な国際分業によって発展してきた、ということは開発経済学、アジア経済論等の科目で知っていた。しかし、それが第二次大戦後に独立国となってからではなく、宗主国また同植民地地域に対する原料供給としての一次産品の輸出特化という植民地化される以前から存在していた、ということを知り驚く。
    現在のアジア経済は、歴史的なネットワークの上に存在していたのだった。

  • 世界中の経済に関する歴史が網羅されていて、全体の流れが掴みやすい。同時に、これからの問題 南北問題とエネルギー問題を考えなくちゃなという、次の学びの欲求にも繋がる、為になる本だった。

著者プロフィール

慶應義塾大学名誉教授
1972年早稲田大学政治経済学部卒業, 81年ロンドン大学大学院博士課程修了(Ph.D.),同年ロンドン大学政治経済学院(LSE)専任研究員,84年慶應義塾大学経済学部助教授,91年より同教授,2014年名誉教授。
著書に,『グローバル経済史入門』(岩波新書,2014年),『日本経済史 近世-現代』(岩波書店,2012年),『明治維新とイギリス商人』(岩波新書,1993年),Japan's Industrialization in the World Economy, 1859~1899 (Athlone Press, 1988),編著書に『馬場辰猪 日記と遺稿』(慶應義塾大学出版会,2015年),『日本石炭産業の衰退』(慶應義塾大学出版会,2012年),『岩波講座「帝国」日本の学知』第2巻(岩波書店,2006年),『日英交流史』第4巻(経済)(東京大学出版会,2001年),『近代アジアの流通ネットワーク』(創文社,1999年)などがある。

「2017年 『日英経済関係史研究 1860~1940』 で使われていた紹介文から引用しています。」

杉山伸也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×