ものづくりに生きる (岩波ジュニア新書 318)

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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005003181

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  • ものづくりで有名な大田区は金属加工のメッカである。そこには、技術を持った職人がたくさんいて、若手の職人に伝承され、日本のものづくりを支えてきた。
    普段は普通の仕事をしているが、たまに難しい仕事が舞い込む。そのときこそ、職人の腕の見せどころだ。自分のところだけで仕上がらなければ、仲間の工場に持ち込み、横に仕事を回していく。
    だから、大田区は「設計図を紙飛行機にして飛ばせば、3日後には製品になって戻ってくる」と言われる。
    中には「渡り職人」と呼ばれる人もいる。上司と喧嘩をして気性の荒い渡り職人もいるが、より難しい仕事を求めて、技術を磨くために渡り歩く職人もいる。
    日本の、大田区のものづくりの世界がよく分かる一書。

  • 学校の課題で読んだ本。
    結構勉強になったけど、特別買って読みたいとは思わない。

著者プロフィール

1933年、東京生まれ。
都立大学附属工業高校卒業後、旋盤工として町工場に勤務する。
そのかたわら、執筆活動をつづけ、作品を発表する。
◎おもな著書
『大森界隈職人往来』(朝日新聞社、81年)--第8回日本ノンフィクション賞
『粋な旋盤工』(風媒社)、『春は鉄までが匂った』(晩聲社)、『羽田浦地図』(文芸春秋)ほか

「1985年 『鉄を削る 町工場の技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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