レンズの向こうに自分が見える (岩波ジュニア新書 465)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784005004652

作品紹介・あらすじ

写真を撮るということは、まだ自分で気づいていない自分自身を撮ること。さまざまな問題に悩む六人の高校生たちが、カメラを通して、人と出会い、自分の本当の居場所を見つけ、"自分を生きる"ことができるようになった過程を、写真作品と文章でたどります。写真の持つ不思議な力に出会う本。

感想・レビュー・書評

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  • 読んでみて分かったけれど、教育についてでもあり、写真についてでもある本だった。
    一般的な人がどのような写真を撮っているのかをあまり見る機会がないので、その面で面白かったし、勉強になったと思う。さらに構図と一緒で、立場によって色々な見方があることも章の構成的に教えてくれていて、その面でも面白い。

    何度も触れられているのは、「居場所」と「自信」。カメラというか趣味全般に言えることだろうけど、カメラの場合は評価される場所があるという意味で非常に大きな力を持っているんだと思う。特に、一部分を「思い」を持って切り取り、その「思い」を意識的にも無意識的にも説明できる分、顕著なんだと思った。

    ファインダーという、「見つけ出すもの」(146)を使って、色々「見つけ出す」ことをしたくなる。そんな素敵な本だと思います。

  • 写真部員におすすめ。

    人物写真を撮ろう!

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