本居宣長 (岩波現代文庫)

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著者 : 子安宣邦
  • 岩波書店 (2001年7月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006000585

本居宣長 (岩波現代文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  なぜ宣長か。宣長はたえず再生する。どういうことだろう。『古事記』という、漢文混じりの漢字表記を前にして、宣長はその訓み方を決定した。それは漢字の訓み方を決定したのみならず、内容の解釈の仕方を決定したことにもなる。宣長は、宣長以前とは異なるどのようなことをいい出したのか。宣長は、決定することによって何を抑圧し排除し、何を選択したのか。

  • 本居宣長が目指すところは、漢語に汚染された日本語文から和語を取り戻すことである。これまでにも、このことは他の本のレビューで述べてきた。それにしても、彼のこだわりはすごい。すごいを通り越して気持ち悪い。古事記の最初に出てくる「天地」を「テンチ」と読まず、「アメツチ」と読み、「命」や「尊」の読み方やその意味にも徹底的にこだわりぬく。こんな調子で古事記を読み進めて、「発音方法」も含めた読み方を再構築したのだからたいしたものであるが、どうして発音方法がわかったのか、それが知りたい。

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