ヒロシマを生き抜く: 精神史的考察 (上) (岩波現代文庫 学術 226)
- 岩波書店 (2009年7月16日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006002268
作品紹介・あらすじ
精神科医であり研究者として来日していた著者は、被爆後十七年の広島で、広範にわたる被爆者へのインタビュー調査を行なった。対象は、無差別に抽出した市民に加え、学者・医者・運動家など七十余名。被爆時の体験、原爆で負った障害、見えざる放射能の恐怖、生き残ったことの罪意識…。人類への最大の破壊行為の影響を、被爆者の言葉から丹念に分析し、その精神的側面に初めて光をあてた記念碑的著作。
感想・レビュー・書評
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369.3/リ/1 2023.08迄おすすめ図書書架に配架
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原爆投下から17年後の広島で精神科医が
生存者にインタビュー調査を行ったものをまとめた本。
広島原爆の被害を取り上げた本や写真集は数多くあるが、
被爆者達の精神の軌跡を詳細に分析している本で
入手が容易なものはかなり少ないのではないだろうか。
それだけでもこの本の資料価値はかなり高いと思う。 -
被爆者たちの心の傷はの想像をはるかに超えたもののようです。
どうやったらこれを後世に残せるのでしょう?
大変重いので読み終えるか心配です。
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