墓標なき草原――内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(下) (岩波現代文庫)
- 岩波書店 (2018年12月22日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006003951
作品紹介・あらすじ
文革の凄惨な階級闘争は実は少数民族地域にも及んでいた。内モンゴルでは五人に一人が「民族分裂主義者」とみなされ、公式発表でも約三万人が殺害された。革命の聖地延安出身のモンゴル人共産主義者までもが弾圧の標的となり、粛清はより組織的かつ残忍になっていく。体験者の証言、同時代資料、国内外の研究を渉猟して隠蔽された過去を解き明かす。(解説=藤原作弥)
感想・レビュー・書評
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人間はどこまでも愚かで悪になることができることを示す現在完了進行形の歴史の一つ。
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第Ⅲ部 根元から紅い延安派
第Ⅳ部 トゥク悲史――小さな人民公社での大量虐殺
おわりに――オリンピック・イヤーの「中国文化大革命」
第14回司馬遼太郎賞
著者:楊海英(1964-、中国、文化人類学)
解説:藤原作弥(1937-、仙台市、エッセイスト) -
東2法経図・6F開架:B1/8-1/395/K
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