墓標なき草原――内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(下) (岩波現代文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006003951

作品紹介・あらすじ

文革の凄惨な階級闘争は実は少数民族地域にも及んでいた。内モンゴルでは五人に一人が「民族分裂主義者」とみなされ、公式発表でも約三万人が殺害された。革命の聖地延安出身のモンゴル人共産主義者までもが弾圧の標的となり、粛清はより組織的かつ残忍になっていく。体験者の証言、同時代資料、国内外の研究を渉猟して隠蔽された過去を解き明かす。(解説=藤原作弥)

感想・レビュー・書評

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  • 人間はどこまでも愚かで悪になることができることを示す現在完了進行形の歴史の一つ。

  • 第Ⅲ部 根元から紅い延安派
    第Ⅳ部 トゥク悲史――小さな人民公社での大量虐殺
    おわりに――オリンピック・イヤーの「中国文化大革命」

    第14回司馬遼太郎賞
    著者:楊海英(1964-、中国、文化人類学)
    解説:藤原作弥(1937-、仙台市、エッセイスト)

  • 東2法経図・6F開架:B1/8-1/395/K

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著者プロフィール

1964年南モンゴル・オルドス高原生まれ。静岡大学人文社会科学部教授。北京第二外国語学院大学日本語学科卒業。専攻は文化人類学。博士(文学)。著書に『「中国」という神話』(文春新書)、『墓標なき草原――内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(岩波書店・司馬遼太郎賞受賞)、『日本陸軍とモンゴル』(中公新書)、『逆転の大中国史』(文藝春秋)など多数。

「2018年 『モンゴル人の中国革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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